台所通信  Vol.40

『関心事』

最近は自分が関わっている企業組合で「山椒」を扱う商品を開発している
せいかどこの道の駅や直売所に行っても山椒商品が気になってしまう。
先日も平田村の『道の駅 ひらた』に立ち寄った際に「山椒みそ」を見つけた
時は商品の裏側を見て、何を使っているのかつい凝視してしまっていました(笑)
 これはちょっとした職業病になるつつあるのかもしれません。

『山椒』に含まれている「サンショオール」は味覚を鋭敏にし、他の食材の味を
強める効果があるのだそうです。塩分控えめの料理を食べないといけない時など
にも最初に山椒を食しておくと次の料理の味が濃く感じられるようになり、塩分
や糖分を控えたまま料理が美味しく頂けるようになるらしい。
また『山椒』の効能はジテンペルという香り効果で「免疫細胞」を活性化し
「抗酸化作用」を高める効果があるのです。胃腸の機能を高めたり、漢方医学では鎮痛、殺虫、解毒、下痢、腹痛、寄生虫駆除などに用いられているそうです。
また、不整脈、狭心症、消化器系統の病気の治療にも役立っている事が確認されて
いるのだそうです。
 『山椒』は部位によって香辛料や調味料、漢方薬、美容品等様々に利用する事が
できます。
こうなるともう少し掘り下げて研究したいものです。


















『笑いの効能』

一月二十六日の新聞(民友新聞「ややまひろしのろう慢日記」より」
「笑い」は人間に与えられた特権という記事。
現代社会はストレスにあふれていて、それを解消するためには「笑い」が
必要なのです。病気になった時医師から「検査の結果は大丈夫でしたよ」と
ニッコリ笑ってもらうと患者は健康を取り戻した気持ちになる。とも書いて
いました。確かに私も三ヶ月に一度の検診の時に「数値は問題ありませんよ」
と医師に言われニッコリされるとこちらもホッとするのは間違いない。
 心が沈んでいる時も家族が笑わせてくれると最初は「なんでこんな時に!」
と思うが段々にその笑いに引かれていっていつの間にか心は温かさで埋まっている
という事がある。
 最も私の生まれ故郷の秋田県の雄物川町の人々は「はげ自慢大会」の「ひかり
サミット」とか、「銀河系ほらふき大会」とか、、、どうやら「笑い」の行事が
好きらしく。。。






「簡単クッキング」

切って漬け込んで食べる!! これ以上簡単な料理は無いのだと思う。
ただ、そのためにはちゃんとした床(とこ)を作っておかなくてはいけないのだが。

漬け込んで食べる野菜の漬け物は、ともすると生のままの野菜よりずっと甘みが
増したり旨味が増したりしてしまうので、食べ過ぎには注意が必要ですが。。。

漬け床の主なものは、米糠、米麹、塩、味噌、醤油、酢、芋床等
でも、これらに漬け込むのは野菜だけとは限らないのですよ。
鶏肉、豚肉、牛肉、魚類。保存も利くし旨味も増して何よりは美味しい!
そして発酵という作用によって体にも良いのです。
 一石二鳥、三鳥、四鳥。。。ですかね!









『円空展』  一月二十七日〜四月五日  福島県立美術館

一月二十七日から福島県立美術館で開かれることを知ってから
「行きたい!」と思いました。何故か自分でもよく解らないのですが
どうしても行きたい気持ちが日に日に強くなって、始まる前日になって
前売りチケットを手に入れる事ができました。

『飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡』
江戸時代に各国を行脚し庶民の為に多くの仏像を彫り上げた僧、円空の
慈愛に満ちた仏像は東日本大震災を経験した福島県での開催は特に
意義のある催しだと思いました。
悲しみを背負ってしまった人々を少しでも救えればこの上ない事なのだと
思いました。また今世界で起きている不条理な出来事の数々が少しでも
なくなればいいのですが・・・。

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