台所通信 Vol.45


 『関心事』

 西郷村、新白河駅西口の駅前に西郷村の交流館が有り、そこに「夢プロ」は
チャレンジショップに出店させていただいていますが、ご多分に漏れず人出不足。
でもそこに救世主として、震災と原発事故により避難をされていらっしゃる『しらかわ
地域富岡の会』の方々のご協力がありました。
会長のKさんはじめWさんとMさんの三人にボランチティアとしてご協力いただいて
いて大変助かっています。主な仕事はチャレンジショップのお店番なのですが、夢プ
ロの拠点がちゃんと機能し始めたら加工のお手伝いもしていただけたらと思う。
 やはりこのような農産加工の場には女性の手は欠かせない存在なのです。また、新し
い風を入れる事で新しいアイデアも生まれるというものです。小さな器の中で男性中心
の組合の中では考え方も偏ってしまう可能性もあるだろうと思うのです。
 また、富岡の方々は福島県でも浜通り地域の方々なので中通りの県南地方の西郷村
にはない考え方もあると思うのです。また年代も筆者と同じくらいなのでこの出会い
に楽しみも増えましたし感謝いたします。
(写真は組合員の宮田さんの水仙畑を見学
     した時のもの)






『旬の味の力』    (日本のかくれ味  向笠千恵子 著)

向笠千恵子さんは東京生まれ
フードジャーナリスト。
エッセイスト。
伝統食品の現場を知る第一人者。


『おいしい食べ物を支えているのは旬の優良食材と「食」の職人の
"志"と書いています。
なるほど旬の食材は確かに身体(からだ)にとてもよく効く気がする。
元気になれる。そして美味しい!
私が20数年前に調理師免許を取った時ははっきりとした理想など
は無かった気がするが、9年前に癌になった時旬の食材で正しく調
理された枝豆の冷製スープに助けられた。何もノドを通らなくなっ
た時あのスープが命を繋いでくれた気がしたものです。亡くなった
義母もベットで食べてくれたのは自宅で作って行ったジャガ芋のビ
シソワーズでした。向笠さんの『日本のかくれ味』の本ので一ぺー
ジ目に会津の「にしんの山椒漬け」があるのですが、主人は会津人
なので毎年今の季節は山椒の葉を沢山取っておいて、にしんの山椒
漬けを作るのだが、これが中々に難しくて一回として同じものがで
きないのです。上手くいくのは数えるほどなのでちゃんと義母に教
わっておけば良かったと今更に後悔の日々。せめて会津の義姉達に
極意を聴いておかないといけないなと思うのです。そして娘達に伝
えられればいいのですが・・・。
でも、本格的に漬けるには会津本郷焼きのにしん鉢が欲しいところ
(笑)、、、、、何せ形から入る癖があるのです。

また旬の野菜をおいしく食べる方法に"漬ける"という知恵があります。
○ 塩に漬ける
○ 味噌に漬ける
○ 醤油に漬ける
○ 酢に漬ける
○ 麹に漬ける
○ 糠床に漬ける

最後の糠に漬けることは毎年チャレンジして毎年惨敗する。それは多分
ズボラだから。。。そして秋田では塩や味噌、干して燻す、醤油等はあ
ったのに野菜の糠漬けだけはそんなに記憶に無い。ニシンの糠漬けはあ
るのですが、野菜は見た事がなかったのでまめにできないのかもしれな
いなぁと分析して言い訳する(笑)
いずれにしても採れたての旬の野菜を使えばそれぞれが美味しいを発揮
することは間違いない!
  






『クッキングタイム』


昨夜の焼き肉で鶏が余ったのでそれを調理。
塩、胡椒しオリーブオイルで焼いたものを
今朝はイタリアンにリメーク?
タマネギとトマトのホイール缶詰と水を足し
コンソメ顆粒を入れ最後に塩で味を整えるだけです。
ニンニクのスライスを風味付けにいれても美味しい
と思います。そうなるとパスタとの取り合わせもGoo!

自分たちのお昼はタイのカオマンガイ風にしました。
お米二合にカオマンガイの素を使って簡単に味付けし
(本当は米に鶏肉を入れて鶏の旨味をお米にも写すのです)
今回は焼いてしまった鶏肉なので二通りのご飯に合うもの
として、こんなやりかたで手間を省くって、、、面倒を省く
が正解!




あたらしい拠点となるところにある
多くの蔵書!  これ、活かしてみたいですねぇ〜。。。

二階も着々と片付けられています。
夢プロ新拠点。





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