台所通信  Vol 52

「関心事」・・・未踏の老いを生きる   

老老介護。この言葉の重みがヒシヒシとのしかかってくるこの頃。

それは自分たちがそんな年頃になっているのだろう。
そんな事への不安とも諦めとも感じる歳になっているのです。
「ボケますから、よろしくお願いします」というドキュメンタリー映画があるようです。
95歳の夫と87歳の認知症の妻の暮らしを、監督である娘が記録したものです。

90歳を超えて初めて家事をする夫と認知症に苦悩する妻。撮影者が娘だからこその日常。
老老介護が身近に増えてきて、時々テレビのニュースに「介護殺人」の文字。
「明日は我が身」と思うのです。

さて、来る老々介護に備えて (既になっているかも)、高齢男性の皆様におかれましては、

「家事力」という事を身に付けるというのはどうでしょう?
大抵の男性は家事は女性、妻、高齢になったら子供世代に任せていませんか?
家事力を身に着けていれば、ちょっとやそっとではオタオタしないで済むのです。
今からでも、奥様に「あれはどうするの?」「これはどうやったらいいの?」
と、少しずつ聞いておくのも一手かと思います。
できることは自分でやりましょう。
奥様も気心知れた旦那様がしてくれると、安心してベットに横たわっていられると思います。子供でも分からない夫婦だけのテレパシーという技も使えるかもしれませんし・・・


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