台所通信7月号 vol.33


 「この頃思う事」



もう一年になってしまったのかと、月日の経つのはとても早い気がするのは自分だけか?
それに伴い前日は地元の横手に一泊。地元に住んでいる姉は皆にとおにぎりや山菜のあれこれやお菓子や果てはビールまで・・・。沢山の地元飯を朝早くから用意しておいてくれたらしく、本当に美味しいご飯が食べられました。
姉のご飯が無かったら街に出て行かなければいけなかったので
とても助かりました。
 そして、数々のお土産に深い思いやりを感じました。それは野菜や山菜はそれぞれ
下処理をしてくれて、それらをどうやってやったか、どうやって食べたらいいか、ちゃんとメモを付けてくれていたのです。それも達筆な文字で(習字を習っていたので)。
それを無駄にしてはいけないと、家に持ち帰ってさっそく食べたり、料理に使ったり。
とても美味しく故郷の味を堪能しました。姉は『一緒にホテルに泊まらないか?」と言われた一ヶ月前から嬉しくて嬉しくてほんとに楽しみにしていたんだと電話で話していました。企画した私もホントに良かったと思いましたが、ほんとはそんなに喜んでも居られない状況でもあったようです。嫁に行った娘の子供が自分の亡くなったお父さんと同じ病気で面会謝絶状態だから娘は毎日仕事が終わって高速にのって車で医大に通っている話。
その子が自分はお父さんと同じ病気だからと生きる気力を失っている事で、面会謝絶状態で自分は何もしてあげられないと嘆いているのです。
 そんな状態の中私達に食べさせたいと山に入ってワラビを採って来たり、芋の子を処理してくれたり・・・。有難いやら、申し訳ないやら。。。


(注)芋の子とは里芋の事






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